広げよう、手づくり醤油の輪。

 

私が家業である大徳醤油に入り、初めの印象はお客さんに年配の方がほとんどだということでした。当時は醤油自体にもなんとなく古臭いイメージを持ってたので、ぼんやりと「若い人に醤油を使ってもらいたいな」と思ったものです。

 

醤油業界の現状を深く知り、今その想いはより一層強いものになりました。天然醸造の醤油づくりを絶やしてはならない、若い人に知ってもらわなければいけない、未来の子どもたちに残していかなければいけない。そんな想いでこのプロジェクトをスタートさせました。

 

全国にスーパーマーケットができる以前、農村ではしょうゆは家庭で作られていました。そのころは醤油づくりはもっともっと身近なものでした。日本人の毎日使う調味料です。何で作られているか、どうやって作られているかわからないものであってはならないと思います。

 

一人当たりの1年間の醤油の平均使用量はたったの1.9ℓです。徹底的にコストを落とし安い醤油を作ることがそこまで求められているのでしょうか?このプロジェクトをきっかけに、家庭での醤油づくりの輪が広がり、天然醸造の醤油づくりが次の世代に繋がる、そんなきっかけになることを願っています。