流通する醤油に使われている97%が輸入大豆! | daitokusyoyu

流通する醤油に使われている97%が輸入大豆!

2017年7月7日

日本の伝統調味料である醤油ですが主原料である大豆は97%、小麦は70%が輸入原料を使用しています。今日は、輸入原料の問題点を思いつくまま書いてみようと思います。

 

 

①ポストハーベスト

まず第一にポストハーベストの問題があります。「ポスト(後に)ハーベスト(収穫する)」

その名の通り、収穫した後に農作物に直接農薬をまくということです。輸送中に虫やカビの発生を防ぐために大量の農薬が農作物に直接散布されています。その代表とも言えるものが醤油の原料である小麦や大豆なのです。その中には発がん性や催奇形性が疑われる農薬も存在します。ある程度の安全性は認められているとは思いますが、原料に直接薬剤が振りかけられていると思うと気持ち悪いですね。

 

 

②遺伝子組み換え

輸入が許可されている遺伝子組み換え作物は「とうもろこし、大豆、菜種、綿実、じゃがいも、てんさい、アルファルファ、パパイヤ」の8種類です。しっかり大豆も入っています。

大豆の主要輸出国では9割以上の作付けが遺伝子組み換えになっています。大豆をたくさん食べる国なので、日本は世界一遺伝子組み換え食品を食べている国と言われていますね。

 

遺伝子組み換えは同じ種を交配させる品種改良とは全く違います。自然には交配することがあり得ない種の遺伝子を科学的に植え付けます。(例えば動物の遺伝子を植物に埋め込むこともできます)

目的としてはある一定の除草剤で枯れない遺伝子を埋め込む、虫がつかないように殺虫作用をもつ遺伝子を埋め込むというのがあります。自分で殺虫成分をだして虫を殺す農作物です。怖いです。

 

何より怖いのは新しい技術のため将来的に人体にどんな影響が出るかがまだ分かっていないということです。これも気持ち悪いです。

 

 

③食糧問題

世界の人口は74億人、毎年7000万人増加しています。少子化の日本にいるとピンときませんが、世界では確実に食糧危機が進んでいます。そんな中、日本は先進国のどこよりも食糧自給率が低く、また食べ残しや廃棄食品が最も多い国だといわれています。

世界では飢餓に苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。そんな中で食料を輸入に頼ることは、きびしい言い方をすればお金の力で海外から食料を奪ってきていると言えます。

 

醤油に限らず自分たちの食べるものは自分の国で、自分たちで作れる世の中にして行きたいですね。

 

 

ただ値段でものを選ぶのではなく、その消費の先にどんな背景が待っているか、考えながら賢くお金を使うことが、今の時代に求められるのかもしれません。

 

少し難しい話になってしまいましたが、引き続き応援よろしくお願いします。