小さな醤油蔵の存在意義とは | daitokusyoyu

小さな醤油蔵の存在意義とは

2017年7月28日

昨日は静岡の取引先の方とお会いしていました。

 

静岡はスズキ、ホンダ、ヤマハなどバイクメーカーが創業した地です。

遠州地方では数十年前200ものバイクメーカーがあったそうです。

「やらまいか」精神でとりあえずチャレンジするというのが遠州の人の特徴らしく、たくさんのバイク作りが行われていました。

それがどんどん淘汰されて国内に残るのは上の3社を含む大手メーカー4社のみとなっています。

 

国内の醤油使用量はどんどん減り大手メーカー数社のみで日本人の使う醤油は全て賄える現状です。

戦前には10,000軒あったとも言われる醤油蔵は現在1,300軒弱。

毎年30〜40社が廃業しています。

将来的にはバイク業界のようになってしまうのでしょうか?

 

小さな醤油蔵は無くなっても醤油は無くならない。

それでは小さな醤油蔵は本当に必要ないのでしょうか?そうではないと思います。

昔ながらの製法を残す小さな醤油蔵には伝統の醤油づくりを未来につなぐ大切な使命があるのです。

そのことを胸にこれからも醤油づくりを続けていきたいと思います。